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普通の女子ならきっと、サッカー部とか野球部って言うだろうが、吹奏楽部の男子だって良いに決まっている。
でも若菜は前者。
私たちはお互いの理想を語って、バスターミナルに着いてバスを待つ。
すると、同じ制服の男子がいた。
わたしは若菜の腕を掴んで教えようとした。
が、その男子がちらっとわたしの視線を捕らえた。
でも男子はすぐに違うとこに目線をそらしてしまう。
彼は耳にイヤホンをつけていて、ズボンのポケットから見えるのはト音記号のキーホルダー。
その時わたしはなぜかドキドキしてしまっていた。
風でなびくさらっとした髪は太陽の光で、茶色に染まっていてかっこよくみえた。
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