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店を出たが生憎、やることがない
家には帰りたくないし、働き口を探す気にもならない
時刻は正午ちょっと過ぎ
腹も減らない
食べる気にもならない
久しぶりに巧の家行くか
気晴らしになるし
俺と巧は高校時代の親友だ
今いる場所から然ほど遠くない巧の家を
目指し歩いた
「いきなりどうしたんだよ。慎一から訪ねて来るなんて久々だな!」
「あ?悪いかよ。」
「別にー?つぅかお前も変わったよな。昔はあんなに突っ張っていたのに・・・。」
「うっせぇ。昔の話はいいだろ?」
高校時代の俺は学校でも結構有名な不良だった
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