12人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
あなたとの再会は偶然だった。
娘を連れて、東京に帰省した帰りの東京駅。
新幹線の出る時間まで、一時間くらいあったので、娘とお土産を買い求めていたら、娘を見失ってしまった。
迷子センターで、半狂乱になっていた私の元に娘を連れて、現れたのはあなただった。
『よかったね。ママが見つかったね』そう言って、あなたは私に娘の手を差し出した。
『相変わらずだな』あなたはぶっきら棒に私に言った。
でも、気が動転していた私は『あなた』に気がつかないでいた。
最初のコメントを投稿しよう!