初日

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「んぅ………」 おぉ、近づいても起きないとは… 他人がこんなすやすや寝てる姿、久しぶりにみた ふと置いてあるフィギュアを見てみる そこには某動画のキャラが居座っていた ――少し悪戯してみようか そう思い、ぴー汰さんのほうを向いているフィギュアすべてをそっと動かしてそっぽを向かせてやった …なんかシュールな図になったな 一瞬吹きそうになったけど起こしちゃ駄目だと思い我慢した 暇だからもう少し悪戯してみよ 何がいいだろうか… あそうだ、髪型変えてみよう そして今結ばれている三つ編みをそっと後ろに持ってきて解いた あ、櫛がないな まぁいい。手ぐしで頑張ろう さてどんな髪型にしようか… そうだ、編みこみにしてみよう そう思い、音をたてないように立って結びやすい位置まで歩いたあと、手際良く結った うーん、やっぱこれじゃつまらないな 俺としては彼のために某動画の葱好きの緑娘みたいに二つ結びにしてみたいのだがゴムが一つしかない。どうしよう そうだ、輪ゴムで代用するのは…やめた、まだ挨拶程度しかしてないからそれはまだ出来ない 代わりがないか少し考えて思いつく 家庭科でなにか使えるのがあるはずだ よし、一度家庭科の先生の机を探ろう そう思い、ぴー汰さんの向かいにある家庭科の教師たしか…[柳 ワク]さんだったな 彼の机に目をむけた  
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