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ぼくの家には、くろい大きな犬がいます。この犬がぼくのお父さんです。
みんなはよく、お父さんという名前の犬だとおもっているようですが、ちがいます。
お父さんの名前は、山下 けんじです。
一回だけ、なんでぼくのお父さんは犬なの? と、お母さんに聞いたことがあります。
「お父さんはね、かぞくのことをほうっておくような人だったから……けんとがまだ小さいときに、マホウつかいさんに犬にかえてもらったのよ」
それをきいて、ぼくは、なるほど。と思いました。
今のお父さんは、ぼくと毎日のようにあそんでくれます。お母さんとも毎日おさんぽにいきます。
お父さんはワンとしか言わないから、おはなしできませんが、ぼくは毎日お父さんとあそべるのでうれしいです。
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