脇役のバスケ

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───林間学校から2日後である、5月15日木曜日の正午。 祐「───というわけで、今日からこの人が俺達の友達に加わった。互いに知らないと思うから、自己紹介を頼む」 いつも通り、屋上で昼食を食べていた時に、俺は皆に新たな友達を紹介する。 雅「───橘雅だ。祐一以外と仲良くなるつもりはないから、そのつもりで頼む」 勿論、林間学校で仲良くなった雅だ。ていうかこの娘、今然り気無く凄い事言ったなオイ。 それを聞いて椿が青筋を浮かべたけど、怖いのでスルー。 祐「じゃ、まずは1年生から」 雰囲気が悪くなりそうだったのを察した俺は、すぐさま1年生の3人に自己紹介を促した。 それを快く承諾するように、3人は元気良く声を上げる。 和「白鳥和ですぅ。雅さん、よろしくですぅ~♪」 明「私、白鳥明衣!!よろしくね!!雅さん!!」 沙「荒城沙耶です。これからよろしくお願いします、雅さん♪」 そう自己紹介をして、3人は笑顔を見せる。 雅「・・・荒城沙耶・・・だと?」 すると突然、隣に座っている雅が驚きながらそう呟いた。 祐「どうした?」 不思議に思った俺は、雅の顔を覗き込みながら尋ねる。 雅「えっ?あっ、いや・・・何でもない」 対して雅は、少し慌てながらそう答える。 少しその反応が気になったが、ひとまずそれは忘れて自己紹介を続けさせた。 祐「じゃ、次は俺達だな。まず、俺は広瀬祐一」 憲「俺は片瀬憲二だ!!趣味は18き───」 弥「言わせないよ。というわけで、僕は一ノ瀬弥三」 月「高倉月音!!」 椿「不知火椿だ。テメェとは長い付き合いになりそうだから、ちゃんと覚えとけよ?」 涼「いきなりメンチ切らないの。私は立川涼子。龍也の姉であり、立川楓の娘よ」 刹「私は水上刹那です。よろしくお願いします」 麗「ワタクシの名は、天条院麗華ですわ」 優「私は神崎優花、よろしく♪」 藍「オレは秋月藍だぜ!!」 シ「シルファと申します」 冬「八代冬姫です」 凛「紫藤凛よ」 彩「七星彩、だ」 薫「宮下薫でーす!!」 咲「天条院咲だよー!!久しぶりの登場だからテンションマーックス!!」 美「メメタァ・・・私・・・花月美羽」 龍「で、僕は立川龍也。これからよろしくね、雅♪」 そして、最後は龍也が締め括る。これ大事。 雅「・・・よろしく」 対する雅は、不機嫌な表情を見せながらも、俺達に挨拶を返した。
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