6086人が本棚に入れています
本棚に追加
───林間学校から2日後である、5月15日木曜日の正午。
祐「───というわけで、今日からこの人が俺達の友達に加わった。互いに知らないと思うから、自己紹介を頼む」
いつも通り、屋上で昼食を食べていた時に、俺は皆に新たな友達を紹介する。
雅「───橘雅だ。祐一以外と仲良くなるつもりはないから、そのつもりで頼む」
勿論、林間学校で仲良くなった雅だ。ていうかこの娘、今然り気無く凄い事言ったなオイ。
それを聞いて椿が青筋を浮かべたけど、怖いのでスルー。
祐「じゃ、まずは1年生から」
雰囲気が悪くなりそうだったのを察した俺は、すぐさま1年生の3人に自己紹介を促した。
それを快く承諾するように、3人は元気良く声を上げる。
和「白鳥和ですぅ。雅さん、よろしくですぅ~♪」
明「私、白鳥明衣!!よろしくね!!雅さん!!」
沙「荒城沙耶です。これからよろしくお願いします、雅さん♪」
そう自己紹介をして、3人は笑顔を見せる。
雅「・・・荒城沙耶・・・だと?」
すると突然、隣に座っている雅が驚きながらそう呟いた。
祐「どうした?」
不思議に思った俺は、雅の顔を覗き込みながら尋ねる。
雅「えっ?あっ、いや・・・何でもない」
対して雅は、少し慌てながらそう答える。
少しその反応が気になったが、ひとまずそれは忘れて自己紹介を続けさせた。
祐「じゃ、次は俺達だな。まず、俺は広瀬祐一」
憲「俺は片瀬憲二だ!!趣味は18き───」
弥「言わせないよ。というわけで、僕は一ノ瀬弥三」
月「高倉月音!!」
椿「不知火椿だ。テメェとは長い付き合いになりそうだから、ちゃんと覚えとけよ?」
涼「いきなりメンチ切らないの。私は立川涼子。龍也の姉であり、立川楓の娘よ」
刹「私は水上刹那です。よろしくお願いします」
麗「ワタクシの名は、天条院麗華ですわ」
優「私は神崎優花、よろしく♪」
藍「オレは秋月藍だぜ!!」
シ「シルファと申します」
冬「八代冬姫です」
凛「紫藤凛よ」
彩「七星彩、だ」
薫「宮下薫でーす!!」
咲「天条院咲だよー!!久しぶりの登場だからテンションマーックス!!」
美「メメタァ・・・私・・・花月美羽」
龍「で、僕は立川龍也。これからよろしくね、雅♪」
そして、最後は龍也が締め括る。これ大事。
雅「・・・よろしく」
対する雅は、不機嫌な表情を見せながらも、俺達に挨拶を返した。
最初のコメントを投稿しよう!