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───朝食を食べ終えた後、2人で食器を洗い、仲良く洗面所で歯を磨く。
リア充爆発しろって?褒め言葉ありがとう。
そして、学校へ行く準備が整い、玄関で靴を履いた時、ふと気が付く。
龍「そういえば、あの二人はどうしたの?」
麗「2人は先に行きましたわ。
入学式の日、新入生は在校生より早めに行かなければならないそうですわよ」
龍「あっ、そっか」
そう言えば、僕が入学した時も早い時間だったなと思い出し、納得する。
麗「では、行きましょうか」
龍「うん、行こう」
麗華が笑顔を見せて誘う傍ら、僕も笑顔で答える。
───ガチャッ
そして、玄関の扉を開けた。
憲「やっと来たか!!おせーぞバカップル!!爆発しろ!!」
涼「ここまで遅かったんなら、素直に家で待っとけばよかったわ」
外に出て早々、2人の男女が出迎えてくれた。
1人は『片瀬 憲二』
僕の中学からの親友で、変態だけど、根は優しい。
もう1人は『立川 涼子』
僕の姉で、僕に対してはキツいけど、誰にでも優しい人。容姿は母さん似だ。
麗「あら、変態男も私達をカップルと見ていたとは、驚きですわ」
怒る憲二に対し、麗華はわざとらしく驚く。
憲「あんだけイチャイチャしてたら誰でもわかるわ!!あと俺は変態じゃねぇ!!変態という名の紳士だ!!」
即座に憲二が過剰に反論したけど、それって結局変態って事だよね?
龍「そういえば、他の皆はどうしたの?
優花とか薫とか咲とか彩とかシルファとか凛とか美羽とか冬姫とか藍とか」
涼「貴方よく早口で噛まずに言えたわね」
僕の質問を聞いた憲二は、説明口調で僕に話す。
憲「まず、咲ちゃんと薫ちゃんと美羽ちゃんの3人は先に行っちまった。
その同伴で、優花とシルファさんと藍がついていった。
彩さんと凛さんと冬姫さんは、何かやることがあるらしく、先に行った」
龍「そっか・・・なら、仕方ないね。じゃあ早速行こう!!」
彩、凛、冬姫の3人が何をしてるのか気になるけど、今は学校に行かなくっちゃ。
そう思い、僕は3人と一緒に学校へ向かった。
薫「何故でしょう。これから出番が無い気がしてきました」
咲「そ、そんな事ないよ!!絶対!!多分!!きっと!!」
シ「妹様、だんだん自信が無くなってますよ?」
優「私の黒髪が刹那ちゃんと被ったのが───」
藍「いや、キャラの薄さが原因だろ」
美「・・・メメタァ」
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