第1章

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「鹿田もわかんないよな。 馬木も鹿田もこの前のテスト、赤点だったもんな。 馬鹿コンビでまた最下位争ってんだもんな? クラスの底辺だろ?」 周りのクラスメイトは笑っているが私はちっともおもしろくなかった。 …何なのこのハゲ。ハゲろ!!太陽光発電してみろ!! 発電して私の携帯の電池を100%にしてみろ!! 私の願いが通じたのかどうかわからないが、 最近影井の頭はますます蛍光灯と相性が良くなっている気がする。 影井の授業のときだけやけに黒板が明るい気がするのはやはり……。 このままいけば頭で発電できるんじゃない? よかったね、もう屋上にある太陽光パネルいらなくなるね。 停電になっても慌てないよ、きっと。希望の光だよね。← .
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