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「…これ、本当に貰っていいのですか?」
甘い物大好きな俺は、逸る気持ちを抑えながら、王道くんに聞いた。
ベッドからなので、自然と見上げる形になるのは仕方がないんだが…。
王道くんは顔を真っ赤にして、あげるから!!と言って出ていってしまった。
「本当にありがとうございます。
今日は見舞いに来てくださった方が多くて嬉しいですが、疲れたので眠いのです。
もし用があれば、後日ではいけませんか…?」
わざと上目遣いを実行。
俺の上目遣いなんてそんなに需要ないと思うけど、アッサリとみんな顔を赤くして帰っていった。
やった、帰ってくれて!
もちろん、眠いなんて大嘘。
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