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生徒会が帰ってからは、また妄想をしていた。
…といっても、鼻血を出すとヤバイから、いろんなCPを考えていただけだけど。
窓の外を見れば真っ赤な夕焼け。
日は落ちる直前だった。
そんな時、また来客が。
開いたドアの方を見て、誰か確認する。
来客は、雪下さん、木更さん、ルネの3人だった。
生徒会の時とは打って変わって、俺は3人を笑顔で迎えた。
「忍、怪我の具合はどうだ?」
「大丈夫、とは言えませんね…。
2ヶ月も入院することになってしまって…。
雪下さん達には迷惑掛けてすみません。
新人のくせに…」
雪下さんは怒ると怖いけど、同僚をちゃんと心配したり、気遣ってくれる優しい人だ。
だからこそ、仕事を始めてまだ3ヶ月しか経っていない新人が使えなくなるなんて、凄く申し訳ない。
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