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「さぁて、糞野郎も居なくなったことだし…呉亜?」 ひいぃ! 真っ黒な笑みを浮かべているヤンブラ。 どうしよう。 一難去ってまた一難。 「呉亜…呉亜は無防備なんだよ…。 もうちょっと、自覚してよね…。 じゃないと俺、呉亜が襲われないように閉じ込めなくちゃいけないから」 優しく俺を抱き締めてくるヤンブラが怖い。 さらりと閉じ込めなくちゃいけないとか言っちゃってるよ、この子。 怖いよ、この子。 心配してくれてる筈なのに、全然嬉しくないのは、この子がヤンブラだからだと思う。
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