6.

13/24
前へ
/148ページ
次へ
「いつも遅くなって悪いな。 天狼、帰るよ」 「いえいえ、毎日ご足労様です。 こちらも助かってますので」 「そんな固くなるなっての。 怪我人は治すことだけを専念しろ、な? んで、職場に早く戻ってこいよ!」 俺は救世主1号――――雪下さんと木更さんと言葉を少し交わした。 そして救世主1号は、ルネを担いで病室を後にした。 ルネは連れていかれる最後まで、やだやだと駄々を捏ねていた。 恵兎は、ざまぁみろと勝ち誇っていた。
/148ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2510人が本棚に入れています
本棚に追加