6.

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「呉亜! 邪魔者が帰ったことだし…リハビリしよっか!」 満面の笑みの恵兎に、嫌な予感しかしないのは、この子がヤンブラだからだろう。 リハビリって…何?! 前に一度、ルネにリハビリという名のセクハラをされたことがあり、リハビリという言葉は軽くトラウマだった。 「もちろん…こうゆうこと!」 語尾に音符でも付きそうなぐらい機嫌がいい恵兎。 恵兎は…俺の服の中に手を入れてきた。 ちょっ…何これ! いつかのデジャヴじゃんか! 「止めろ!」 くすぐったさに身を捩りつつ、恵兎を止めようとするが、無理。 ヤンブラは止まらない。 くすぐったくて、妙に高い声が出たりする。 冗談じゃないっつうの! 弟に襲われる兄貴がどこにいるんだ!
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