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「だ、誰だよそれっ……!」 俺が信用してて、腐男子だって打ち明けてる様な間柄の人物ならいい。 でも、俺はあんまり自分が腐男子だということを打ち明けたことがない。 知り合いで、俺がまだ打ち明けたことのない人物だったら…? 気まずい。 ダメだ、会う度に気まずい空気が流れるだろう…。 「え?そんなの、会ってからのお楽しみよ! あ、それと…。 今日の夜、その人たちと一緒にご飯食べることになってるから、準備しておきなさいねー」 俺の心境なんて知らない母さんは、暢気に鼻歌なんて歌いながら、席を外した。
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