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慣れない高級感溢れる場所に戸惑いを隠せない俺達兄弟。 みんなで口を開けて間抜け面をしている。 母さんに連れられるがままに、予約されていた席に着く。 母さんの再婚相手やその息子はまだ来ていないらしかった。 「ちょっと、男が女を待たせるなんてどうゆうことなの?」 季穂が口を尖らせて不満を言う。 「まあまあ、落ち着けよ季穂。 それより母さん、俺達って名字何て変わるの?」 和が季穂を宥めながら母さんに問いかけた。 あ、俺もそれ気になる。
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