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副会長は俺に気付いたようで、不敵な笑みと、獲物を狩るようなギラギラとした目線を向けてきた。 ひいいいいいい! やめてくれ! そうゆう目線は王道くんに送ってくれ! 恵兎は恵兎で、俺に向けられる視線に気付いたらしく、副会長を視線で殺せるぐらいに睨んでいる。 副会長も負けじと睨み返している。 他に目を向けてみると、和はそれに全く気付かず、呑気に料理を頬張ってる。 母さんと再婚相手は、ところ構わずいちゃついてる。 季穂は、昔から片思いをしていた鹿原と兄弟になれるということで有頂天だ。 鹿原も鹿原で、季穂のことが好きだと前に言っていたし、早く付き合えよお前ら。 …じゃなくて。 カオスなんですけど!!!
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