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「忍ー」 雪下さんに呼ばれたから、急ぎ足で向かう。 この3ヶ月で分かったけど、雪下さんは悪いことをしない限り怖くない。 ちゃんと説明したら、わかってくれるいい人でした。 だからこそ、失態はしちゃいけない。 「はいっ! 何でしょうか?」 「忍も慣れてきただろ? そこでだ。 生徒会専用テーブルに食事を持っていかないか?」 生徒会は、特別だからね…と苦笑しながら言う雪下さん。 こんなに素晴らしいチャンス、逃すもんか! 「是非! 行かせて下さい!」 「じゃあ、よろしく頼むよ」 雪下さんの笑顔に見送られて、俺は生徒会専用テーブルを目指す。 間近で見れるんだ、凄く楽しみ!
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