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どんどんと近付いていく。 テーブルまで後少し。 王道くんは、生徒会に囲まれていて、凄く萌える。 「お待たせ致しました、皆様。 注文の品は、以上でよろしかったでしょうか?」 ニッコリと笑みを貼り付けながら、確認をとる。 「あ…、雪下さんじゃないんですね。 持ってきて頂いてありがとうございます。 えっと、名前…」 王道くんが、答えてくれた。 雪下さんとも、知り合い…? うはー! 雪下さんと王道くんでも萌えるわー! 妄想を抑えつつ、名前を聞かれたからには答える。 「私は忍 呉亜と申します」 王道くんがいい子過ぎて、思わず素で微笑んだ。 すると王道くんと、周りにいた生徒会の動きがピタリと止まった。 そして、みんなの顔がだんだん赤くなっていく。 えっ、ちょ…。 俺、まさかとは思うけどフラグ立てた…?
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