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「呉亜…、ウェイター、やめ…ないで」
理事長と話した内容が分からなくて不安だったのだろう。
ワンコくんは目を潤ませながら、俺を見下げた。
そして、さっきよりも強く抱き締めてきた。
「や、やめるわけないですよ!
私は、少し前に入ったばかりですので…、ちょっと、理事長に相談していただけですから!」
ワンコくんの抱き締める力が強くなり、苦しくなってきた為、早口でまくし立てて言った。
それを聞いたワンコくんは、俺を離してくれた。
ふぅ、苦しかった。
ワンコくんは花が咲くように微笑んで、よかったと言った。
癒しオーラにやられそうです。
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