3.

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「呉亜?! 凄い音がしたが大丈夫か?!」 和を筆頭に、季穂、母さんと続いてやって来た。 恵兎が倒れた音が、響いたらしい。 「お、俺は大丈夫だけど、恵兎が…」 「うお?! 血塗れ?!!」 和達が恵兎の姿を見て驚く。 「俺が、可愛い、大好きって笑顔で言ったら、こうなった」 「久し振りの呉亜だからかしら? …ヤンブラには、刺激が強すぎたみたいね」 季穂が冷静に分析する。 ていうか、何で恵兎がヤンブラって知ってるの季穂。 「息子CPでもイケるわね…! ヤンブラ弟×天然無自覚兄!」 萌えるわー!と叫びながら妄想を繰り出している母さんは、本当に親なのか? 普通、息子同士とか絶対ダメだろ。 …そういえば、普通が通じなかった、この家。 和は和で、俺も呉亜の笑顔見たかった!と、嘆いてる。 …全員腐ってる時点で、まともな人はいない、か。
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