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「呉亜?!
凄い音がしたが大丈夫か?!」
和を筆頭に、季穂、母さんと続いてやって来た。
恵兎が倒れた音が、響いたらしい。
「お、俺は大丈夫だけど、恵兎が…」
「うお?!
血塗れ?!!」
和達が恵兎の姿を見て驚く。
「俺が、可愛い、大好きって笑顔で言ったら、こうなった」
「久し振りの呉亜だからかしら?
…ヤンブラには、刺激が強すぎたみたいね」
季穂が冷静に分析する。
ていうか、何で恵兎がヤンブラって知ってるの季穂。
「息子CPでもイケるわね…!
ヤンブラ弟×天然無自覚兄!」
萌えるわー!と叫びながら妄想を繰り出している母さんは、本当に親なのか?
普通、息子同士とか絶対ダメだろ。
…そういえば、普通が通じなかった、この家。
和は和で、俺も呉亜の笑顔見たかった!と、嘆いてる。
…全員腐ってる時点で、まともな人はいない、か。
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