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1時間後、漸く意識を取り戻した恵兎。
意識を取り戻してからは、四六時中俺にベッタリくっついてる。
…ヤンブラだということを俺に伝えて、吹っ切れたらしい。
開き直って、俺に前より執着するようになった。
和と恵兎は元々、俺に対するブラコンだった。
ただ、恵兎がここまでブラコンを拗らせてヤンブラになってるとは…。
ただ、俺もブラコンでシスコンだから、恵兎の想いはやり過ぎにしても、嬉しい。
「はぁ…お菓子を頬張る呉亜可愛い…」
ポテチを食べていると、横から聞こえてきたそんな声に、噎せた。
「ゴホッゲホッけ、恵兎、そうゆうのはやめて…」
懇願するが、嫌々と首を振る恵兎が可愛くて俺が引き下がるしかなかった。
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