3.

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「…和? 俺の呉亜に何であーんして貰ってるの…? 呉亜にあーんして貰っていいのは、俺だけなんだよ?」 ねぇ、聞いてる?と、じりじり和に詰め寄る恵兎。 和はもう既に涙目。 和が可哀想だから、恵兎の気を引くことにした。 「ほら、恵兎。 あーん…」 立って和の胸ぐらを掴んでいる恵兎に対して、上目遣いになるように計算しながら言った。 「ぐっ…。 反則だよ、呉亜…。 俺、俺…。 うわぁぁーっ」 ぼたぼた垂れる鼻血を手で押さえ、叫びながらトイレに駆け込んだ恵兎。 若干息が荒かったり、駆け込んだ場所がトイレだったのは敢えてつっこまないよ。 …にしても、俺の上目遣いって、そんなに需要があるものなのかねぇ?
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