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「くっ…。
呉亜、可愛すぎるだろ!
俺もキたっ」
いってきまーす!と、恵兎に続いてトイレに駆け込んだ和。
ちょっ…、和まで、そんなにか…?
俺が真剣に考えているすぐ後ろで、季穂と母さんが喋ってた。
「ねぇ、季穂見た?」
「見た見た!
超萌える!たぎる!」
「もー、呉亜サイコーよ!
もっと和と恵兎を悩殺しちゃえ!」
「母さん、母さん!
実は、ビデオでバッチリ録ったの!」
「キャー!ナイス、ナイス!
流石私の娘だわ!」
キャピキャピとハイタッチしながら腐りきった会話をしていたのは、見なかったことにしよう。
当人は笑えない。
俺は傍観するのがいいの!
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