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「呉亜…。
呉亜、呉亜…。
呉亜…呉亜ー!」
怖い怖い。
和と恵兎がひたすら俺の名前をトイレで連呼している。
色々と想像出来てしまうのが嫌で、首を振りながら耳を塞ぐ。
俺で盛るとかやめてよ!
ブラコンだけど流石にそれはキモイって!
お願いだから賢者タイムやめて!
強制終了して!
俺の願いは虚しく散り、和と恵兎は息を乱し、顔を火照らせてトイレから出てきた。
それを見てキャピキャピ騒いでる季穂と母さん。
…俺、疲れた。
ていうか、帰って来なくて良かったよな。
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