3.

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ピリリリリリリッ 懐かしい目覚まし時計で目が覚める。 季節は7月。 タオルケット一枚で寝ていたが、なんだか妙に暖かい気が…。 もしや、と思いタオルケットをバッと取り去った。 …や、やっぱり。 そこには、恵兎の姿があった。 「なななななな何で恵兎が此処に?! 俺っ、俺っ…ちゃんと鍵かけたのに!」 鍵は確かにかけたのに、何で恵兎は此処にいるんだ?! 頭の中はパニック。 「ふぁ…朝から元気な呉亜も可愛いなぁ…」 寝ぼけ眼で欠伸をしながら俺を見てくる恵兎。 欠伸をした為、涙目になってる恵兎が可愛い…じゃなくて! 「恵兎! 質問に答えて!」 我に返り、恵兎に問い質す。 「くぁー…。 ピッキングして入ったよ…」 ピッキング?! それ、犯罪じゃないか! 恵兎の行動力に呆れた。 ヤンブラって怖い。
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