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「ぐれあ゙ー!
嫌だ、嫌だー。
離れだくない゙よー!」
ズビズビ響く鼻を啜る音。
「呉亜…。
本当に行っちゃうの?
ねぇ、本当に?」
泣き叫ぶ恵兎と、嘆く和。
……カオスだ。
一人、季穂だけは笑顔で手を振っている。
「んじゃ、俺行くから」
抱き付いてくる恵兎と和を剥がし、車を急いで出発させた。
…ふぅ、疲れた。
久しぶりの実家は、カオスで楽しくて、凄く疲れた。
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