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翌日。
張り切って起きると、まだ待ち合わせまで3時間もあった。
余裕を持って身支度をし、同人誌を見ながら暇を潰していた。
そして、30分前に待ち合わせ場所に向かった。
そこには、既にルネの姿があった。
…もしかして、待ち合わせ時間間違えた?
サァーッと顔から血の気が引き、急いでルネに駆け寄る。
「ルネ…!」
「あ、呉亜!
早かったね?」
ニコニコっと可愛い笑顔を向けてくれたルネ。
…ん?
早かったね?
「俺、遅れてないの?」
「何言ってるの?
まだ待ち合わせ30分前じゃん」
ルネに言われて、俺が遅れてなかったことを知る。
「…ルネは、何時から待ってたの?」
30分前って、結構早い気がするんだけど。
「え、俺?
俺は2時間前からだけど」
…えぇ?!
2時間前から…?
「待たせてごめん!」
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