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漸く中本から開放された俺は、すぐに意識を失った。 疲れと、痛みと、身体が限界だったからだと思う。 それに、精神的なものとか。 目が覚めると、そこは病院だった。 右腕、脇腹、左足。 包帯がぐるぐる巻きだった。 両手も、ガーゼの数を数えると10を越えている。 頬にはガーゼで隠しきれてない青痣。 あーあ。 これじゃあ、仕事出来ないや。
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