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「恵兎、もう止めろ!!
中本を止めてくれたのは理事長なんだぞ?!」
俺は恵兎に向かって叫ぶ。
理事長は大切だし、傷ついてほしくない。
恵兎も、俺の大事な大事な弟。
暴力なんて振るってほしくない。
それに、俺は理事長がいなかったら多分死んでた。
命の恩人だから…。
「…呉亜は、コイツの、味方なの?」
理事長の胸ぐらを掴んだまま、俺に問いかけてきた目は酷く冷たかった。
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