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吉田は、冷たい目を高杉に向け、どんどん部屋の隅に追い込んでいく。
『ピタッ』
高杉は、部屋の壁に背をつけた。
【これは命の危険が】
「ほんの冗談じゃないか………」
「へー。冗談。
でも、気に触ったからね」
吉田は、高杉に刀を振りかざした。
「稔麿……いや稔麿様……お…お願いだから……止め「問答無用」ギャァァァァァァァァ!!」
高杉の懇願も虚しく終わり、桝屋からは悲痛な叫びが響いた。部屋には、すっきり顔の吉田と高杉の屍が横たわっているだけだった。
久坂と街の住人は、皆手を合わせて拝んだ。南無と…………。
きっと高杉は安らかに眠っ…「俺、死んで無いからね!?作者もなんだよ!!皆して俺を虐めて!!」
『チッ』
吉田は、下を向いて舌打ちをした。悔しそうに………。
「何?俺に死んでほしいの!?この鬼畜野郎…………。」
「えー。晋作なんか変態牛じゃないか。
まぁ、これ位で死ぬ訳ないって思ってたけどね。生命力が●●ブリ並みだから」
「……………………………」
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