どうやら妹が

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*回想シーン 「にちゃ、にーちゃぁっ!まってー!」 「うるさい、ついてくんなよ!オレは友達と遊びにいくんだ!」 まだ10才の凉鷹は妹の面倒を見るよりも勿論、友達と遊ぶ方が楽しかったし、友達と遊ぶのに妹を連れていくのは面倒だった。 「うぅー…でもせろ、ひとりでおるすばん、やだぁー…」 泣き出す瀬露。しかし、 「しらねーよ。さっさと家に帰れ!」 凉鷹にとっては『うざったい』という思いの方が『可哀想』という思いより強かった。 ついには捨てセリフのように吐き捨て駆け出す。まだ四才の瀬露が追い付けるわけもなく、みるみるうちに引き離された。 「……」 酷いことをしたとは分かっていた。 もやもやする感情を誤魔化すように公園まで走る。
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