―短編ネタ集―

どうやら妹が

回想シーン

｢ただいま。｣

公園から家へ帰ってきた凉鷹。
すぐに違和感に気付く。

｢瀬露…？｣

いつもなら家へ帰ってきたら真っ先に出迎えに来る瀬露がこない。

｢瀬露っ！瀬露っ？！｣

靴を脱ぎ捨て慌て居間へ行くが姿がない。玄関の靴の数からして姉が帰ってきて連れ出した訳ではなさそうだ。

和室も親の寝室も二階の妹と姉の部屋も見たがいない。