1.護衛の準備

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 スタームルガーの銃は実用本意で外観は二の次に作られているが、これは例外だ。使い終わったら返さないといけないが出世したら同じ銃を買い取るなりしよう。    みすぼらしいアイテムは俺には似合わない。      と言っても拳銃だけでは今回、不安だ。    だからか短機関銃も用意されていた。服の下に隠し持てるサイズだ。     「イングラムM11だ。携帯しやすいようにホルスターも付けた」     「分かったっス」      二丁の銃に予備弾倉。これを常時、持ち歩くのは苦痛だが仕方ない。    そう思った所でローチが、おもむろに尻ポケットから拳銃を取り出し弾があるのを確かめると再び仕舞った。
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