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いつも威張り散らしているローチが困っていた。もちろんコッピーには悪意もイタズラ心もなかった。
普段の男勝りな姿を知らないから、そんな考えをしてしまうのだろう。
「そうっスよ。ローチさんは外見の前にがさつな性格を…」
そこで頭に強い衝撃。目の前で星が見えた。ローチにひっぱたかれた。
「お前は黙って病院に向かえ!」
ここ最近どころか今までで一番の大声。容姿を誉められるなんて慣れてないから心が乱れたのだろう。
それから目的地はコッピーの父親が入院していると言う病院らしい。場所は分からないから案内してもらわないといけない。
無邪気にコッピーが笑い声を上げた。俺が頭を叩かれたのが面白かったらしい。
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