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この銃を撃つのは初めてだが話で聞いてた通りのバカみたいに速い連射速度で一気に大量の弾丸を叩き出した。おかげで銃口が跳ね上がり狙った場所に当たらなかった。
それでも犯人からの銃撃は止んだ。
コッピーがローチの方に駆け寄り安全な所へ逃げるのを目で追った。
犯人は車の後ろだが、その車の下から足が見えた。そこに向け発砲した。弾が無くなる。そう言えば嵩張らないように短い十六連弾倉しか用意してなかった。
1911系の拳銃と同じ手順で弾倉交換しようとしたが、この銃の弾倉止めは位置が違うのを忘れていた。そこで犯人が車から飛び出して来た。
俺を見ずに適当な方向へ銃を乱射しながら逃げた。
逃がす訳には行かない。俺も後を追った。おそらく車か何かを近くに用意してあるハズだ。のんびりは出来ない。
イングラムは捨てた。広く使われてる銃らしいが下手に慣れない物を使うことはない。代わりに拳銃を抜いた。これも初めて使うが今までの物と使い勝手は同じだ。
犯人の背中に銃弾を浴びせた。二発。
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