海見高校に物凄いヤンキー来る!!

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「よ、よろしく…」 一応隣の席と言うことで挨拶。 どころがーー 「こっち見んな…殺すぞ…」 「でぇぇぇぇ!!」 一蹴… 挨拶しただけじゃん… 天城さんはその後、何もなかったように眠りについた。 この時俺の仮定が確信へと変わる。 そう、この人はーー 危ない!! ーーーー てな訳で今は昼休み。 特に何事もなく時間は過ぎていった。 現在俺と蒼真は体育館前で昼飯を食っている。 「最近どうなんだよ…」 蒼真がパンをほうばりながら口を開いた。 「どうって?」 「バスケだよ。試合とか出させてもらってんのか?」 「テンション下がるから言わないでくれ…」 バスケ部に入ってから半年。 俺は今だに試合に出た事がない。 まぁ、先輩達が上手いしね… 「それは残念だな…」 「うるへー!!」 俺は何の取り柄もない。 ただ負けず嫌いだ。 だから人一倍努力をする。 俺達の町には海があって、学校中のほとんどはサーファー。 俺は高校に入るまでサーフィンが出来なかった。 それを馬鹿にするクラスメイト達にムカついて毎日サーフィンの特訓。 結果、努力のかいあって今は出来るようになった。 バスケだってそうだ。 早く試合に出たいと言う気持ちから毎朝、毎昼、毎晩、バスケの練習。 だから昼飯を食った後はーー 「ちょっと練習してくるわ」 1人で体育館にシュート練習に。
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