30人が本棚に入れています
本棚に追加
シュッ!!ーー
スパッ!!!
「よっしゃ!!」
俺がバスケを始めたのは高校に入ってから。
最初はシュートなんて全然だったけど今では3本に1本は入るようになった。
「へー。なかなか入るようになったじゃねぇか」
「まぁな。頑張ってるからな」
「ふっ…」
いつも見守ってくれてるのは他でもない親友の蒼真だ。
なんやかんやで優しい奴なんだよ。
「おい、テツ。もうすぐでチャイム鳴るから行こうぜ」
「お、もうそんな時間か」
俺はボールを片付け、教室へ。
教室に戻るとみんながワイワイ騒いでいる。
なかなか微笑ましい光景ですな。
そして五時間目のチャイムが鳴った。
席に着くと隣にいるはずの天城さんがいなくなっていた。
もう授業始まるのになぁ…
ーーー
結局天城さんは学校が終わるまで戻って来なかった。
放課後ーー
俺は体育館に、蒼真は道場へと。
「あ、テツ」
「んー?」
「今日俺用事あるから先帰っていいか?」
「あぁ、問題ないぞ」
「悪いな…」
そう言って蒼真は道場に向かった
俺は部活が終わっても居残り練習する派だ。
だから蒼真は俺が終わるまで待っててくれる。
最後に謝ってたけど本当は俺が謝らないと…
最初のコメントを投稿しよう!