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なんとか立ち直った俺は3階にある我が教室1年4組へと。
教室に入ると蒼真は何事もなかったかの様に席に着いていた。
「おい、蒼真」
「なんだ」
「呪ってやるからな」
「お前がその気なら呪われる前にお前の事刺すからな」
はうっ!!!
こえぇ…
無表情こえぇ…
「謝罪は?」
「ごめんなさい…」
だって怖いもん
あの目付き、あの顔。
親友の事刺すってどうよ…
とにかくもうすぐHRなので席に座る事に。
俺の席は窓際の一番後ろ。
窓からは海が見えて絶景だ。
席は高校では珍しい、男女ペアで机が引っ付いている状態の席。
なんという幸せ…
なんですが……
俺の隣にいた鈴木さんは他の学校にフライアウェイ。
つまり転校してしまいました。
結果、俺1人…
あ~泣きそう…
蒼真の隣の女の子はあんなに可愛いのに…
つくづく不幸な俺だなぁ…
なんて思っているとHRが始まる合図のチャイムが鳴る。
それと同時にーー
バン!!!
勢い良く扉が開かれた。
入って来たのはクラスの担任、津田実奈帆(ツダミナホ)先生。
通称、津田先だ。
とにかく津田先は綺麗でスタイルもいい。
そしてーー
「おっしゃー!!!お前ら全員いるかー!?いるなー!?いない奴は今日校庭1000周なぁ!!」
威勢がいい。
いや、マジで…
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