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「てな訳で!!」
どんな訳だよ…
「今日は転校生が来てます!!!」
その津田先の言葉にみんながざわめく。
「はいはい、やかましいお前ら!!殺すぞ!!てか肉体その物を地獄に持っててやろうか!!」
シーン……
津田先こえぇ…
ちょっとぐらい騒いだっていいじゃん。
このドケチ教師が!!
「坂凪~後で覚えとけ~」
「えぇ!!!なんで!?」
「今良からぬ事を考えたからだ~」
ガチで怖いよ…
「はい、じゃあ天城さん入って来ーい」
津田先の言葉を合図に教室の扉が開く。
それと同時にクラス内の男共が騒ぎだした。
まぁ、わかってると思うけど入って来たのはーーー
「か、可愛い……」
絶世の美女!!
長い黒髪に大きな瞳、そしてナイスバディ!!
やっば…
鼻血出そう…
「じゃあ天城、自己紹介してくれ」
津田先がそう言うと天城さんはチョークを手に黒板に名前を乱暴に書いた。
そしてクルッと俺らの方に向き、チョークをポイッと後ろに投げ捨てた。
そして軽く一礼。
黒板には天城美空と書かれていた。
うん。
第一印象ーー
怖い………
「あらら、チョークが。ま、教頭のチョークだからいっか。じゃ、天城は…うーん…お、ちょうど坂凪の隣が空いてるな。てな訳で坂凪ってアホ面の奴の隣な」
津田の野郎…
誰がアホ面だよ!!
てかアホ面じゃわかんねぇだろ。
ーーー
普通に隣座って来ました…
アホ面でわかられました…
もうやだ…
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