出会い

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[カチカチカチカチカチカチ]〉時計の音 「あああっ!眠れない!」 この物語りの主人公。白銀 銀次【シロガネ ギンジ】は、18才、高校を卒業はしたが、職にはついておらず、ただ、何もすることがなくニカ月程ひきこもりの日々だ。 「久々に海にでもいくか?」 銀次の見た目は、銀髪で目には緑のカラコンをしている。身長は177で、きゃしゃな感じだが、かなり引き締まった体つきだ。 何を思ったのか、ニカ月ぶりに自分の家を、出ることにしたみたいだ。 [ブルルルーン バリンバリンバリン!] [カチッ。シュポッ!] バイクのエンジンをつけて、ハンヘルをかぶり、ロスマンズ〉煙草にジッポで火をつけた。 [ブオオオオッン] 季節は七月、少しヌルい風がスピードをあげると、心地いいぐらいに感じる。 [カチッ。ブルルルルルッン。シュパ] エンジンを切り、ハンヘルをハンドルにかけると、海岸手前の階段を登る銀次。 階段を登り切ると、月明りに照らされた。砂浜と海に、頬を撫でる程度の風を感じる。 銀次(生きてるのも悪くなしか?) などと想いながら、また煙草に火をつけた。
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