月夜参上

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場所は変わって、とあるお屋敷、、、。 月夜「佐久間ーっ。お姉様はまだ、見つかりませんの?」 佐久間「申し訳御座いません月夜お嬢様、発信器を辿って行ったら、海辺の手前の林に着きまして、心愛お嬢様は、おりませんでした」 月夜「それでも、新宮寺の執事なの?早急にお姉様を探して」 佐久間「はっ!早急に」 月夜(お姉様、月夜はお姉様が、心配で心配で、眠れないですわ、、、) ここで、説明して置くと、心愛の家柄は、日本で三本指に入る財閥、新宮寺財閥のお嬢様なのだ。新宮寺財閥の屋敷は、今日の昼間から心愛の行方が分らず、妹の月夜を中心に、捜索活動が展開されていた。 佐久間「月夜お嬢様、人工衛星より二時間前の映像で、心愛お嬢様思しき人物が、バイクに乗ってるところを確認致しました。恐らく発信器が発見されたとこから、近い交差点の映像なので、間違いないかと?」 月夜「ちょっと見せて頂戴!、、、、、、間違いないお姉様のドレスだわ。佐久間行方を掴んだの?」 佐久間「しっかり、掴んでおります。居所は、安全な場所です」 月夜「なぜ、そんな事が言えますの?」 佐久間「先月、旦那様がオーストラリアで我が社と、提携を結んだ。株式会社白銀の社長宅に心愛お嬢様はいらっしゃる様です。白銀様は、今も日本には御帰りでは無い様子でしたが、明日、敷地に入るアポイントは、了承済みで御座います」 月夜「よろしい。で、佐久間!」 佐久間「はい。月夜お嬢様?」 月夜「先程、バイクにお姉様が乗ってると、言ってましたが、もしや」 佐久間「さすがお嬢様。感が鋭い!白銀様の一人息子様と、一緒に移動されてました」 月夜「なんですってぇーーーっ!!今から、直ぐに向かいますわ!」 佐久間「お嬢様。アポイントは明日の約束で御座います。しかも、旦那様と、面識がある御宅に失礼がありますと、新宮寺のモラルに関わります」 月夜「お父様に、迷惑をかけてはいけないわ、、、佐久間寝るわよ!」 佐久間「では、失礼致します。お休みなさいませ月夜お嬢様」 [ガチャ] 月夜「私のお嬢様に、何かあったら、、、早く明日にならないかしら?」 こうして、屋敷の者たちは眠りに落ちていった。
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