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ボクは辺り一面真っ白な中で、地に足がついているのか判らない浮遊感を受けている。
「だれか~」って叫んだ。
叫んだところで誰もいないよね。
そんなことを思っていたら、声が聞こえてきたんだ。
「おお、こんなところに居ったか」
声がする方へ顔を向けるとそこには、しわがたくさんあるおじいさんがいたんだ。
「あなたは誰ですか?」ボクが尋ねるとおじいさんは笑って言ったんだ。
「わしか? わしは神様じゃ」
「神様なんだ~。
じゃあ、なんでボクは神様と話してるの?」
「そうじゃのう。話すと長くなりそうじゃの。茶でも飲みながら話そうかのぉ?」
神様はそう言ってソファとテーブルを出したんだ。
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