-NO TITLE-

-彼奴との出会い-

春の日射し、心地好い温かさ。

今日から高校生になる。
目標？、特に。
平凡でいい。

｢高校生か、｣

ちょっと緊張はする。
誰だってそうでしょ？

同中の奴等とは離れた
高校デビューをしたい訳じゃないけど、友達が居る訳じゃないから関係ないけど、なんとなく。

｢あ、行かなきゃ｣

椿 綺。

私はローファーをはき、家を出て高校までの道を歩いた。