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拍手が…
大きかったのだ。木元くんより牛山くんの方が。
くるみが慌てて切った紙が配られ、空き箱に穴を開けた即席投票箱に投票が始まった。
くるみは、牛山くんの今までを思い出していた。
いつも穏やか。
悪いことはしないが、良いことを率先してやるタイプではない。
勉強は全く頑張ってないように見えても、何故か常に上位。
目立つ役の経験は無い。でも…彼が立候補した途端、教室は彼の空気に包まれてしまった。
何故なんだろう。
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