現在

3/6
1464人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
「こいつはなぁ! 世界は自分を中心に 回ってるだとか、 俺に逆らう奴は 皆殺しだとか ピーーをピーーーして ピーーーーーーーしてやろうか ……とか 真顔で言ってのける 変人なんだよ!」 一気に場が静まり返る。 うぅー… なんか 俺、痛い子になってる? 困ったなぁ… 言い訳が 思い付かない… (………あ!そーだ。) 俺は、少し前に 姫ちゃんから聞いた 小説の内容を 思い出した。 …若干…… いや、かなり 無理があるけど… これしかないっ 「その節は、弟が すみませんでした…」 「……あ"?」 「…実は、中津くんと 同じ小学校に通ってたのは 夜兎(ヤト)といって 私の双子の弟なんです…」 そう告げた時の ユキちゃんのマヌケ面… 姫ちゃんにも 見せてあげたかったな。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!