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《また出逢う日のために
運命の流れが二人を別つまでは
二人はいつまでも共にある
絆を抱いて
その身を寄せて
魂を重ねて
旅をする 幸福と平和を感じながら 二人で生きていく》
二人は旅をする。『海』の中でそうであったように、お互いの全てを共有して。『海』と違い、自我を持つ生の中だからこそ、お互いを感じ、絆を感じ、愛を感じる。生とは、その幸福と平和を手にするための旅だったのだ。だからこれからは、それを二人で育むために旅をする──生きていくのだ。
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