命の海:アローネ海 第1法章 命出逢う日

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《穏やかに海眠る満月の夜 漣謳う 優しく 切なく 出逢いを喜びながら 愛しさをその身に抱えし乙女たち 誇りを競い合う青年たち 幾たびもの輪廻を巡りて また出逢うこの日 孤独な旅の切なさも 貴方との逢瀬で喜びと幸せに生まれ変わる 灯る命 星歌の響きを聴きながら 声もなく生を唄う  夢のまどろみから 母なる海から 目覚めて 灯すのは自分の命 母と父の絆の結び目から解かれて たゆとう波は穏やかに けれど、いつかは荒波を超えてゆく いつか別れた貴方と出逢うために 命をかけて旅をする いつか別れた貴方と出逢うときに 生まれてきた意味を知る いつか別れた貴方と出逢うたびに 幸せという感情が溢れ出す 今日は出会いの日 孤独な旅は終わり 二人の旅は始まる 別れるための旅が始まる また出逢う日のために 運命の流れが二人を別つまでは 二人はいつまでも共にある 絆を抱いて その身を寄せて 魂を重ねて 旅をする 幸福と平和を感じながら 二人で生きていく》
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