世界樹の声

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世界樹の声

世界樹の生み出す生命の素『マナ』に満ちた世界『フェル・アグーナ』…… その世界の中心にある、世界のどこからでも見渡せる巨大な木……世界樹…… そこは神聖な場所となっており、北大陸の技術大国『アルフィオス』、南大陸西の魔法の国『ロンディアム』、同じく東の騎士の国『レイグル』はそれぞれこの場所を不可侵地域とし、共にこの場所を守ることを同意している。 その世界樹の根元には太古の時代に築かれた祭壇がある。 その祭壇に世界樹から現れた小さな光が落ち、その中から魔女のような服装をした綺麗な黒髪の少女が現れ、ゆっくりと地面に降り立つ。 「……」 彼女はゆっくりと世界樹を見上げ、ゆっくりと精神を集中させる。 「分かりました『二人の守護者』を見つけるんですね……待っててください……世界樹……」 彼女がそう言ったその時、彼女の足下に小さな方陣が現れ、彼女は一瞬でその場から消え去った……
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