深桜少年の限りなくチートに近い異世界生活

0:ただの学生

「あああああがががっ、ぐ、げああああああああああああああああああ……っ、んあああああああああああああああああああああああああああああ!!」

大理石のように冷たく硬い床を訳の分からない叫び声とともにのたうち回りながら、俺は液体を撒き散らしていた。

なにが混ざっているのかはわからないが確実に垂れ流しになっている涎や涙、体液などは混ざっていると思われるそれは服に付いたものも床に垂れたものも全て床が吸い取り、真っ白な空間に戻していく。

頭の芯がバクン、バクンと破裂する。

鼓動の一回ごとに脳の真ん中から外に向かって何かが打ち出されていくような、これなら死んだ方が痛くないんじゃないかと錯覚するほどの痛み。

勝手に声が出てくる。

痛い、熱い、痛い、いたいいたいいいたいいたいたいいたいたいいたいいあいたいたちあいいたいいたいいたいいいいいいいいいいいたいいたいいたいいいああいあいたいったいいたいいいたいいたいたいいたいたいいたいいあいたいたちあいいたいいたいいたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいたいいたいいいたいいたいたいいたいたいいたいいあいたいｔちaいいたいいたいいたいいいいいいいいいいいいいいいいｔあiiいiiiiiiiiiiiiiittああ、あ――……あっ。

そして痛みが収まったと共に俺は自分の頭の中に「ずるり」と何かが入り込んだのを感じた。

きっと何か、頭の中をいじられたんだろう。

でも俺は何も言えないし、抵抗する気なんて起きなかった。

俺はこの男のする事を全て受け入れなければならないのだ。