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「次に二つ目、“魔法”が君の体には一切効きません。
また魔力や魔法をわずかにでも纏った物理攻撃も効きませんが、魔法による回復等もできません。
自分自身を対象にしたりしなければ魔道具等も使用できますし、強者ほど魔法を戦いに組み込みますからこれはとても強力ですねー。
ただし、魔法ではないもの……たとえば“呪い”や“祝福”などのものは貴方の肉体であれど効果を発揮します。
僕が使うのも“魔法”の枠からは外れたものなので貴方に有効ですねー、これに関して何か質問はありますか?」
「……魔法なのか否かの基準は?」
「貴方の知識にあるものは魔法です、ないものは貴方にも有効なものでしょう。そして三つ目の改造内容を教える前に、と」
男がにやり、と笑ってどこからか一枚の紙を取り出す。そしてその紙を見ながら男は笑い声をかみ殺している。そしてひとこと俺に言った。
「深桜君、よかったね。ここなら“食べ放題”だよ」
……その先は覚えていない。
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